薬価改定に潜むMRの危機を止められるか?

薬価改定に潜むMRの危機を止められるか?

薬価改定に潜むMRの危機を止められるか?

~医薬品市場を揺るがす国策の影響とは~

医薬品企業の国内収益に大きく影響する、2年に1度の薬価改定が2016年4月に実施されます。

2015年の医薬品市場は、C型肝炎の新薬が市場を牽引し、市場動向に大きなインパクトを与えました。

しかし、2016年の改定は、売上が巨額な医薬品に対しては、「特例再算定」の実施案が提示されているため、たとえ爆発的な売上を誇ったとしても、国策一つで企業は多大な影響を受けざるを得ません。

 

今回のブログでは、2016年の薬価改定による業界の動向予測を基に、MRがどのように先を見据えて行動していけば良いか、ヒントをお伝えします。

 

2016年度の薬価改定

2016年度の改定案が、2015年の末に厚生労働省より提示されました。

市場実勢価格に基づく薬価引き下げで1200億円、特例再算定など外枠改定分で500億円が引き下げられるため、国費ベースで1700億円分が引き下げられるということになります。

 

また、通常の改定率とは別に、企業が販売前に想定した販売量を大幅に上回った場合に適用される「市場拡大再算定」の仕組みにより、さらに薬価は大幅に下げられます。

 

注目を集める「特例再算定」

 2016年度はそれに加え、巨額な売上を誇った製品に対しては、「特例再算定」が適用されることが盛り込まれたため、各医薬品企業から猛反発が起こっています。

今回の改定案では、年間売り上げが1000億~1500億円で、かつ当初想定された売り上げの1.5倍以上の場合は最大25%。また、同1500億円超で、かつ当初想定された売り上げの1.3倍以上の場合は、最大50%も薬価が引き下げられる内容になっています。

この動きが決まれば、これまで売上の主力とされてきたブロックバスター型の医薬品は、多大な開発費をかけて開発しても、巨額な売上を上げて回収できる年数が限られてしまうため、今後の生き残りがますます厳しくなるでしょう。

 

特に、C型肝炎治療薬であるハーボニー(ギリアド・サイエンシズ)は、2015年9月の発売以降、他に類を見ないほど短期間で、数100億の売上を獲得したため、該当することが見込まれています。

同様に、C型肝炎治療薬であるヴィキラックス(アッヴィ合同会社)も、同剤の類似薬として今後の引き下げの対象になるとみられています。

同じくC型肝炎治療薬のソバルディ(ギリアド・サイエンシズ)は、2015年7~9月期に432億円を売り上げ、国内の医療用医薬品でトップに立ったことで注目されていましたが、この製品も対象となる可能性が高いと言えるでしょう。

 

その他、2014年度に売上1000億円を超えた抗がん剤のアバスチン(中外製薬)も該当する可能性が見込まれています。

 

MRとしてどう捉えるべきか?

薬価改定の影響から経営が圧迫されることにより、業界再編の加速化が進むことは、これまでの医薬品業界の動きから容易に推測できることです。

MRの皆さんも、間接的に影響を感じていることと思いますが、この先ますます、より身近な部分で、影響を受けるかもしません。

現に、製品の売上減少、事業部の統合や事業譲渡などを見据えた早期退職が大手医薬品企業で実施されています。

 

どのような状況であっても生き残っていけるMRであり続けるために、数年先を見越してキャリアを積んでおく必要があります。

危機に直面する前から、業界情報や動向を積極的に知り、プロアクティブに動けるMRであり続けましょう。

medimoveからも引き続き、業界の動向予測などをお伝えしていきます。

 


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