気になる「オプジーボ」!最新動向をここでチェック

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~このブロックバスターの課題と評価とは~

期待の中、抗がん剤の先駆者的存在としてもてはやされた「オプジーボ」。

小野薬品工業と米ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMS)が共同で開発し、2014年9月に国内で自己免疫を利用した「PD-1抗体医薬品」として発売開始しました。

そして2015年の国内売上は、前年比741%増を記録するほど急激に売上を伸ばしましたが、ここ最近「オプジーボ」に対する株式市場の目は厳しくなって来ています。

今回のブログでは、気になる最近の「オプジーボ」に対する課題や動向を見てみましょう。

 

【オプジーボ治療に関する課題】

治療に関する課題が、次々と浮上して来ています。

 

・オプジーボ難民?!

まず、「オプジーボ」による治療が患者にとって最善と診断されなかった場合、希望しても治療を受けられない患者が「オプジーボ難民」として多数行列を作っています。

例えば、これまで自己免疫疾患のある患者、間質性肺炎を起こしたことのある患者は、治療を受けることができません。

 

・効果性と副作用

また治療を受けられた場合でも、効果性や副作用が問題視されています。

例えば、非小細胞肺がんの患者にオプジーボを使用した際、がんが縮小した割合は2~3割だと診断されており、まったく効果のない患者が半数以上と言われています。

副作用の点では、推定患者数は5976人(2016年4月末時点)でしたが、副作用を訴えた患者数は約半数にも及ぶ2865人、うち763人が重篤例と報告されています。

 

・コスト増

治療費に関しても、患者1人当たりの年間治療費は約3500万円(体重60kgの患者の場合)と推定されており、国の医療費への莫大な負担が懸念されています。

例えば、現在の非小細胞肺がん患者のうち、半数の5万人が1年間オプジーボを投与した場合、総額1兆7500億円のコスト増になると言われており、医療財政の破綻が危惧されています。

これだけのコストをかけても、効果がない患者が半数以上いる中、腫瘍が大きくなってから効果が表れるケースもあるため、治療を途中で辞める判断も難しく、オプジーボ治療にかかる費用を抑えることは容易ではありません。

 

 

【評価も急落?!】

このような課題が山積みの中、2016年8月にブリストルは、「オプジーボ」を非小細胞肺がんの単剤療法として使用する臨床試験が失敗に終わったと発表しました。

この発表を受け、ブリストルの株価が約20%下がり、小野薬品の株価も急落しましたが、一方で「オプジーボ」の主要競合薬である「キートルーダ」を開発した、米メルクの株価は約10%上がりました。

海外では「オプジーボ」より「キートルーダ」の方が今後の期待感が高いと取り上げられており、今後の国内市場でも「キートルーダ」にシェアを奪われる可能性が示唆されています。

 

「オプジーボ」は、「がん治療の根本を変える世界初の画期的な抗体薬」として期待されてきました。

しかし、今後は競合他社の開発がますます活発化することにより、より進化した新薬が登場して来ることでしょう。

今後もオンコロジー領域は、最前線を競って開発が進む領域ですので、動向や最新情報をお伝えしていきたいと思います。


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