医薬品業界再編の動向から将来を読み解く

医薬品業界再編の動向から将来を読み解く

医薬品業界再編の動向から将来を読み解く

国内の医療用医薬品の年間売上高が、2015年に初めて10兆円を上回ったと、IMSジャパンが発表しました。

種類別では、上位3種は以下のとおりです。

1位:がん治療薬(8,200億円)

2位:高血圧治療薬(5,600億円)

3位:糖尿病治療薬(5,100億円)

生活習慣病薬とがん治療薬の医療費は依然として大きな割合を占めています。

 

また以前のブログ「薬価改定に潜むMRの危機を止められるか?」でも、注目されている薬価改定について触れましたが、厚生労働省は医療費の抑制に向けて、今年度の診療報酬改定から、売れ行きが予想を上回って年間1000億円を超えた新薬は薬価を引き下げると決めています。

 

事業領域を絞り込む動きが活発化

こうした動きの中、各医薬品企業は、生き残りをかけてますます戦略的に対策を打つ傾向にあります。

例えば、武田薬品工業が代謝性・循環器系領域の研究開発活動から撤退すると先日のニュースで報じられ、業界に大きな衝撃を走らせました。

これまで「辞めない」と断言していた糖尿病領域の新薬開発までも辞めるという大きな決断を下し(*1)、がん、消化器系、中枢神経系の3分野に経営資源を絞るとのことです。

また、現在抱えている2000名ほどのMRの人員削減も免れないとも報じられています。

(*1) 臨床試験(治験)に入っていない初期段階の新薬研究プロジェクトが対象

 

国内大手企業のみに関わらず、大手外資系企業でも事業領域を絞り込み、得意分野を伸ばす傾向が見受けられます。

例えば、2015年には次のような動きがありました。

 

  • GSKはノバルティスにオンコロジー事業部を移管し、ノバルティスはインフルエンザ以外のワクチン事業をGSKへ移管。
  • アステラス製薬が海外で展開している皮膚病の治療薬事業をデンマークのレオ・ファーマに譲渡する契約を締結した。
  • ベーリンガーインゲルハイムの一般用医薬品部門とサノフィの動物用医薬品部門を、事業交換する交渉に入った。この事業交換により、両社はそれぞれの得意分野で世界の業界トップクラスに躍進する見通し。

 

MRが生き残るために

以前のブログ「MR職の地盤沈下は止められない?!」でもお話ししましたが、ますます業界再編が厳しくなる中でMRとして生き残るためには、改めて自分の実力を問い直し、どのような状況でも対応できる力を身に付けておく必要があります。

MRの転職を考えた時、若手の需要が多い現状は否定できません。

40歳を過ぎた頃に早期退職に応募しようと考えた際、新薬上市経験がない、大学病院での経験がない、部下を持った経験がない、ある地方しか担当したことがない、プレゼン資料の作成が苦手、など、ただ会社が用意してくれたレールの上を進んで来て、キャリア構築を真剣に考えず、打つ手がない状況にぶつかってからでは、本当に手遅れです。

 

MR専門の転職エージェントとして、厳しい市場に日々直面いるからこそ、そういった現状をMRの皆さんにお伝えしたいのです。

キャリアプランニングのためのヒントは、medimoveのこれまでのブログ無料のダウンロード資料で紹介させていただいておりますので、ぜひお役立てください。


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