ニッチな領域が価値を生む時代?!

ニッチな領域が価値を生む時代?!

ニッチな領域が価値を生む時代?!

~得意分野で切り開く新しい可能性~

医薬品業界では、激しい国際競争に晒される中、大企業を中心にM&Aによる事業拡大が行われています。特に2014年は、外資系や日系企業での動きが非常に活発でした。ここ最近では、事業拡大を目的としたM&Aのみではなく、ニッチな市場を狙う動きや、次世代の再生医療実現に向けた動きも見られるようになりました。具体的な事例を見てみましょう。

専門性を活かして市場拡大を狙う

M&Aにより事業拡大が進められていく中、国際競争で生き残るために、自社の強みを発揮できる事業分野に絞り込み、その分野を強化していく動きが近年見られています。

例えば、参天製薬は眼科領域に完全に特化し、2020年までにグローバル眼科市場で世界3位以内に入ることを目指しています。そのために、抗リウマチ薬関連事業を本体から分離し、2015年8月に昭和薬品化工との間で新たな会社(ヒュペリオンファーマ)を設立してこの事業を承継させることに合意しました。

また、ノバルティスとGSKでは、それぞれ得意とする事業のさらなる強化に向けて、ノバルティスはGSKのがん治療薬部門を、GSKはノバルティスのワクチン事業を買収して事業交換したことも、記憶に新しいニュースです。

このように、得意の専門領域にさらに磨きをかけて勝負しようという企業の動きも注目され始めています。

次世代の再生医療実現に向けた動き

再生医療はまだ医療現場でそこまで浸透しておりませんが、将来的に有効な治療方法の1つとして、近年開発が進められています。

三菱ケミカルホールディングスは、ヘルスケア事業会社の生命科学インスティテュートを通して、Clioを連結子会社化しました。Clioはミューズ細胞を用いた再生医療の研究開発を進めていたベンチャー企業で、ミューズ細胞の独占的使用権を保有しています。ミューズ細胞は、これまでの試験の結果、傷害組織に対し自発的に分化し、失われた細胞を補充、機能回復効果を発揮することが確認されており、今後の医療現場での活用が大きく期待されています。(心筋梗塞など)

一方、武田薬品は、再生医療の開発を進めるために、京都大学のiPS細胞研究所との研究提携に合意しました。今後10年間で、200億円の研究資金、並びに120億円以上の研究設備や創薬技術の研究支援も行うことが、2015年4月に発表されました。

また、2015年6月には、富士フイルムなどの医療関連企業10社が、培養細胞を使って体の機能を回復させる再生医療製品を、海外のバイオ企業と共同開発することを発表しました。

こうした専門性を活かした市場拡大の動きや、再生医療の実現に向けた動きは、今後の医療を考える上で注目すべきテーマですので、medimoveではこれからも市場動向や業界ニュース等を取り上げていきたいと思います。

medimoveは、MR専門の転職エージェントです。ご相談は随時受付しておりますので、お気軽にお問合せください。


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