コントラクトMRの仕事内容とは

 

コントラクトMRの仕事内容とは

【コントラクトMRとは】
・コントラクトMRという職種をご存知ですか。コントラクトは、派遣という意味ですので、直訳しますと、派遣MRということですが、コントラクトMRは通常の派遣社員とは異なり、製薬企業の派遣社員ではありません。コントラクトMRとは、コントラクトMRを製薬企業に派遣するCSO(Contract Sales Organization)企業の、正社員もしくは契約社員なのです。

 

製薬企業に派遣されるMRのため、コントラクトMRと呼ばれています。ここが通常の派遣社員とコントラクトMRが異なる点です。若干ややこしいですが、コントラクトMRと言われつつも、雇用形態は、CSO企業の正社員もしくは契約社員雇用なのです。コントラクトMRは、派遣社員ではなく、CSO企業の正社員もしくは契約社員のため、雇用形態に関して、比較的安心できるかもしれません。

 

【コントラクトMRの仕事内容とは】
・コントラクトMRと製薬企業の正社員であるMRでは、仕事内容に違いはあるのでしょうか。結論から言いますと、仕事内容は、ほとんど同じです。コントラクトMRであっても、製薬企業に派遣され、その企業のMRとして活動するため、何ら通常のMRの仕事であることに変わりはありません。

 

しかし、異なる点も存在します。異なる点は、コントラクトMRの場合は、製薬会社の正社員MRとは異なり、製薬企業とCSO企業の2つの企業に所属することになります。したがって、報告書類等の提出書類の数は2か所に提出する必要があるため、必然的に増えます。その点は注意が必要ですが、提出書類といっても、山のように提出書類があるわけではなく、少し書類提出の数が増えるだけです。他の業務は、通常のMRとほとんど同じ内容です。

 

【コントラクトMRの給料について】
・コントラクトMRの給料は、どこから支払われるのでしょうか。答えは、派遣元のCSO企業から給料が支払われます。コントラクトMRの給料や福利厚生は通常、派遣元のCSO企業の給料や福利厚生が適用されます。一部例外はありますが、基本的には、コントラクトMRには、CSO企業の給料体制や福利厚生が適用されるため、コントラクトMRであっても、所属先のCSO企業によって、給料体系や福利厚生は異なることが多いです。

 

CSO企業といっても、何社かありますからね。では、コントラクトMRの年収はどのくらいでしょうか。コントラクトMRの年収は、異業種からコントラクトMRになる場合と、経験者からコントラクトMRになる場合で大きく異なります。異業種からの転職(MR未経験者)ですと、大体初めは、400~500万円ほどからスタートのことがほとんどです。もちろん昇給はあります。一方、MR経験者の場合は、前職の給料を元に計算されますが、上限は700万~800万円ほどです。

 

例えば、年収が900万~1000万円の製薬企業のMRがコントラクトMRに転職した場合、もちろんそのまま年収がスライドすることも稀にありますが、基本的には、700~800万円ほどが上限ですので、年収は下がる可能性があります。コントラクトMRの平均年収は、600~650万円ほどと言われています。

 

【コントラクトMRは、異業種から転職しやすい職種の1つ】
・異業種からMRに転職を検討している方にとって、コントラクトMRは狙い目かもしれません。現在、製薬企業のMRからコントラクトMRに転職される方は、決して多くはなく、多くのコントラクトMRは実は異業種から転職された方が大半です。そのため、異業種からMRを目指す方にとって、コントラクトMRという選択肢は、MRに転職するための近道にもなり得るかもしれません。

 

また、コントラクトMRになり、その後、製薬企業のMRに転職されている方も多くいますので、異業種からMRに転職を検討されている方にとって、コントラクトMRという選択肢も、一考してみる価値はあるかもしれません。ただし、異業種からコントラクトMRへの転職は、時期やタイミングによって、募集していないこともありますので、転職サイトや転職会社を上手く活用し、求人情報を欠かさずチェックすると良いかもしれません。

 

【MR経験者がコントラクトMRに転職するメリットとは】
・MR経験者の中でもコントラクトMRに転職される方もいますが、どのような理由でコントラクトMRに転職されるのでしょうか。コントラクトMRのメリットとして、以下の3点が考えられています。

 

①初任地希望が考慮されやすい、
②希望の領域経験が積める可能性がある、
③幅広い領域経験が積める可能性がある、

 

という3点が考えられています。したがって、上記3項目を希望しているMRさんには、コントラクトMRへの転職という選択肢も、考慮しても良いかもしれません。また、①~③の項目は、1つの製薬会社に所属している限り、経験することが難しい可能性がある項目です。コントラクトMRへ転職し、初任地希望を叶えたい場合や、幅広い領域経験もしくはある特定の領域経験を積みたい場合は、コントラクトMRという選択肢がマッチするかもしれません。

 

【MR減少時代において、どのようなMRが生き残れるか】
・ここ数年、MR数が減少しています。今後も、ますます減少していくと予想されていますが、そのような中で、どのようなMRが生き残ることができるのでしょうか。まず、MR転職市場のニーズとして、最も求められているMRは、ある特定の領域経験のあるMRです。その特定の領域経験とは、オンコロジー(抗がん剤)領域と中枢神経(CNS)領域です。

 

これら2つの領域は、領域経験者のMRが少ないことと、オンコロジーや中枢神経系の新薬の発売が年々相次いでいることから、MR転職市場において、とてもニーズが高まっている領域です。オンコロジー経験や中枢神経領域経験のあるMRは、MR転職市場で重宝さている現状があります。多くのMRは、内科系疾患等の治療薬を担当している、いわゆるプライマリーMRです。オンコロジー等の専門領域担当MRは、現在では数はまだまだ少なく、MR転職市場において、有利な状況が続いています。

 

また、オンコロジー等の製品を担当するMRは、大学病院や基幹病院といった大病院を担当することが多いため、豊富な病院担当経験を積むことが可能です。その点でも、多くのMRが経験することができない貴重な病院担当経験が積めるため、さらにオンコロジー等の専門領域担当MRは、さらに重宝される結果となっています。特に、オンコロジー領域は、マーケットも拡大しており、新薬発売も多いため、オンコロジーの領域経験を身に付けておくと、MR転職市場でも有利になり、MR減少時代において、生き残れる可能性も高そうです。